マンション売却の時期は?2022年はマンション売却に最適だと言える可能性があります

最近、各地でマンションの価格が高騰しており「今のうちにマンションを売却したい」「最適な売却時期を知りたい」などと、いろいろと悩まれている方も多いのではないでしょうか。そこで今回は、2022年はマンション売却に最適だと言える可能性があることや、相続したマンションはすぐに売ることを推奨することについて解説します。

 

□2022年はマンション売却に最適だと言える可能性があります

*2013年からマンションは値上がりしている

2022年は、マンションの売り時と言われています。その理由として、2013年からマンション価格が右肩上がりとなっているためです。国土交通省が毎月公表している不動産価格指数(令和4年1月分・季節調整値)によると、戸建に比べ大幅に上昇しているのが明らかとなっています。
(参考:国土交通省「不動産価格指数(令和4年1月・令和3年第4四半期分)」
https://www.mlit.go.jp/report/press/tochi_fudousan_kensetsugyo05_hh_000001_00070.html

マンション価格が上昇している原因は、東京オリンピック開催による地価の上昇、ウクライナ情勢による生コンクリートや鉄鋼、H形鋼の上昇など、さまざまな影響を受けています。

不動産経済研究所「首都圏新築分譲マンション市場動向2021年のまとめ」によると、2021新築マンションの1戸当たりの平均価格は、6,260万円でバブル期を超え過去最高となりました。(不動産経済研究所「首都圏新築分譲マンション市場動向2021年のまとめ」)
https://www.fudousankeizai.co.jp/share/mansion/493/s2021.pdf
したがって、世帯年収は約1000万円以上でないとマンションを購入できないような価格になっているのです。

*2022年は中古マンションの市場も好調

2022年現在では、中古マンション市場も価格が上昇しています。

東日本不動産流通機構(東日本レインズ)「月例速報 MarketWatch サマリーレポート(2022年4月度)」によると、成約件数は前年同月比9.7%減少の3,094件となっていますが、
成約平米単価は前年同月比16.3%上昇の68万7,200円、成約価格は前年同月比14.0%上昇の4,363万円となっています。

成約平米単価は24か月連続、成約価格は23か月連続の上昇となりました。
(参考:東日本レインズ「月例速報 MarketWatch サマリーレポート(2022年4月度)」)
http://www.reins.or.jp/pdf/trend/mw/mw_202204_summary.pdf

前述の通り、コロナ禍でも新築マンションの高騰により、中古マンションの需要が高まっています。

 

□相続したマンションはなるべく早めに売る方がいいかもしれません

相続したマンションは、なるべく早めに売る方がいいかもしれません。マンションは簡単に建て替えができないため、築年数が経てば経つほど価値が減少します。したがって、早期にマンションを手放すことが得策の場合があります。

また、名義変更を行っていない場合は、管理組合が所有者を辿れないケースもあります。所有者を把握できない場合、管理費や修繕積立金を徴収することができません。所有者不明の部屋が多いマンションでは、価値の減少にもつながるでしょう。

 

□まとめ

今回は、2022年はマンション売却に最適だと言える可能性があることや、相続したマンションはすぐに売ることを推奨することについて解説しました。2022年はマンション価格の高騰により、売却に適している可能性が高いです。また、マンションを相続した場合は、築年数が古くなるまでに売却するのが望ましいでしょう。