アパート売却。おばあちゃんに大田区に引っ越してもらい家族仲良く過ごしてもらった不動産売却事例

ご依頼をいただいたのは、ある士業さんから紹介でした。

高齢のお母様が、今お住まいの自宅を売りたいので手伝ってもらえないか?というお話からスタートしました。

今住んでいるのは埼玉県、ところが娘さんは大田区にお住いの男性と結婚して、大田区に住んでいる状況です。今までは、埼玉で一人で住んでいたが、年を取ったせいで一人で埼玉で住んでいくのは今後難しいと考えており、娘が住んでいる大田区に引っ越したいという依頼でした。

 

お母様のお家は3階建ての3階部分100㎡の広いお部屋です。ここで娘さんも小さな時に住んでいたそうです。

1階と2階はそれぞれ3室ずつ1Kがあり、6部屋を人に貸していたそうです。

当時も満室です。

 

わたしは、持ち続けたらどうですか?とお勧めしました。

なぜなら建物はレンガ調でとてもきれいなのです。人気のある駅から平坦で徒歩10分ほど

K6室も満室ですし、100㎡ある3階の自宅も3LDKありいつでも人に貸せます。

借入もありませんので毎月毎月家賃が稼げる素晴らしい物件だったからです。

本当に素晴らしい物件。売却するのがもったいないと思いました。少し遠いですが私が管理してもいいですよとお話しました。

 

でもお母様は言いました、アパートは死んだお父さんが買ってくれたものだそうですが、

年を取り一人でここに住み続けることができない。やはり娘が住んでいる大田区にどうしても引っ越したい。でも大田区に引っ越したら、埼玉にあるアパートを管理する自信がないのでお父さんもきっとわかってくれるはずとおっしゃっていただいたのが本当に印象的でした。

娘さんもそれを望んでいました。2人兄弟で相続争いをしたくないという思いと、遠方の物件の不動産管理の不安があるので売りたいとの事でした。

 

であればという事で売却を進めることにしました。

正直良い物件だったので相場より高めの金額を付けました。なぜならプレミアムといわれていた物件だったからです。知り合いが近くにいますのでヒヤリングをしました。〇〇駅徒歩10分以内の物件はまず売りに出ない。進学校が多くあるエリアで人気抜群のエリアだといわれました。売却には少し時間がかかりました。なぜなら高く出したからです。でも絶対に売れるという自信がありました。

やはり土地の希少価値というのは強いと思っているからです。やはり不動産は場所なんです。ヒヤリングした人すべての人が○○駅徒歩10分以内はプレミアだといわれたことと、建物がレンガ造りてとてもしっかりできていたこと、そして1K6室と3LDKとバランスよく貸しやすい間取りであったことから絶対に売れると自信を持っていました。

 

3か月ほどかかりましたが、やはり買いたいという方が表れ満額で売却することができました。

おばあちゃんはとても喜んでいました。契約後、大田区の賃貸物件を探しました。もちろん娘さんの住んでいるマンションの近くの物件がいいと思い探していたところたまたま娘さんが住んでいるマンション内に賃貸が出てきたのでそこの賃貸を借りてもらいました。

 

おばあちゃんは本当に喜んでいました。娘さんと同じマンション内に住むことができるのです。今まで埼玉で一人暮らししていたのに、娘夫婦とそしてお孫と一緒のマンションにすめるのです。本当に喜んでいました

 

とても感謝して頂きました。不動産の仕事をしてきてよかったなぁと思うのはこういうときです。