ゴミ屋敷のマンション売却の方法とかかる費用についてご紹介

ゴミが放置され、悪臭などの影響により近隣トラブルの原因となる、いわゆる「ゴミ屋敷」が増加していると言われています。自治体によっては「助言及び指導」を行う場合もあります。しかし、ゴミの処分に多額の費用がかかるケースがあります。そこで今回は、ゴミ屋敷を売却する3つの方法やゴミ処理に必要な費用について解説します。

 

□ゴミ屋敷を売却する2つの方法

*ゴミを処分してから売却する

まずは、ゴミを処分してから売却を行いましょう。マンションにゴミが残ったままの状態では買い手がつきません。大量のゴミで処分に時間がかかる場合は、専門の業者に依頼するのも一つの方法です。また、ゴミを処分しても悪臭が残り、マンションの価値が下がる場合もあります。業者によっては、除菌や消臭を行ってくれるところもあるので、相談してみると良いでしょう。

*ゴミが残っている状態で売却する

ゴミが大量で処分しきれない場合や自分で片付けるのが面倒、専門の業者に依頼する費用がないなど、ゴミの処分が難しいケースもあるでしょう。そのような場合は、訳あり物件専門の買取業者に売却するという方法もあります。現状のまま物件の買取が可能なため、ゴミを処分する手間や費用を抑えることができます。

 

□ゴミ屋敷のゴミ処理に必要な費用

ゴミ屋敷から出たゴミなどは、一般廃棄物に分類されます。一般廃棄物処理業者にゴミの処理を依頼した場合は、ゴミの量や部屋の広さ、作業員数・トラックの車両費などで大きく変わります。

ゴミ処分費用に加え、粗大ごみの処理で追加費用が発生するケースもあります。粗大ゴミの処理費用は、ゴミの種類と各自治体によって異なります。

品目名 :収集費用
・ソファーベッド:2,000円
・テーブル、座卓、台・ガラス製天板以外:1,200円
・食器洗い機(食器洗い乾燥機):1,200円
・照明器具:400円
・掛布団、敷布団、こたつ布団:400円
・自転車(電動アシスト式):1,200円

(参考:東京都新宿区「粗大ごみの処理手数料一覧」)

業者によっては買取ができるものがあれば、買取してくれる場合もあるため、買取を希望する際は、業者に相談すると良いでしょう。エアコンやテレビ、冷蔵庫、洗濯機などは、家電リサイクル法によって粗大ごみとして処理することが禁止されています。不要な場合は、家電リサイクル受付センターやメーカー指定引取場所に連絡すると良いでしょう。

 

□まとめ

ゴミ屋敷は、ゴミを処分してから売却する方法とゴミ屋敷のまま訳あり物件買取業者に売却という方法があります。ただし、ゴミ処分費用に加え、粗大ごみの処理で追加費用が発生するケースもあります。エアコンやテレビ、冷蔵庫、洗濯機などは、家電リサイクル法にもとづき、家電リサイクル受付センターやメーカー指定引取場所にて処分しましょう。