大田区 店舗不動産売却のお手伝い 駅から徒歩2分の絶好の場所にある50年続けた店舗引退とともに売却を依頼いただき売却した事例

大田区の店舗販売の件

 

お知り合いの士業の方から連絡を貰ったところから今回の売却がスタートしました。

士業の方のお客様が、駅前2分にある店舗を売りたいという事でご連絡をいただきご訪問しました。

 

その方は、そこの場所で飲食店を50年近くやってきたそうです。

現地に訪問すると本当に駅前の最高の場所です。マンションの1階に店舗があったのですが、

そのマンションが建つ前からそこで飲食店をやっており、

等価交換でマンションの1階をもらいそこで水道屋さんを続けたそうです。

 

50年以上お店を続けてきたが、もう商売を辞めようと思っているとのこと。

夫婦2人でずーっと商売をしてきたので、建物もお店も新しくありません。

正直、水道屋さんといっても、店舗内に水道で使う商品が段ボールで山積みになっています。

一般の方が、お店に入ってくるような雰囲気ではありません。時々出張で修理をする事もあるそうですが

80歳近くなので、子供も独立しているので、お店を継ぐこともないし、貸して収益にしてという事も考えられない

もう売却して余生をゆっくり暮らしたいとの事。

 

お話を聞いていて確かにそうだろうなぁと思いました。

いくらで売れるか査定をしました。相場を考える中で考えられるMAXの金額で出させていただきました。

承諾をいただき、専任媒介契約を結ばせていただきました。

そこから売却活動をスタートしました。場所が良かったですが、値段を高く付けましたので少し時間がかかりましたが、

場所が気に入っていただき購入いただきました。そちらで飲食店をしたいとの事。

 

契約が終わり、決済日が決まりました。契約後店舗の荷物きれいにしなければならないですねーと契約時にお話していたのですが、

契約後 お電話がありました。○○日にお店にある荷物を業者にもっていってもらうのだが、お店にある商品を都築さんにもらってほしいとおっしゃるのです。

私はアパートの管理もしていますので水道の道具は結構使うのです。言ってもらってうれしいなぁと思う反面、ここだけの話

私がリフォームする範囲で使う部品がほとんどなかった事と、結構古い商品が多く、

その中で、これなら使えるかもしれないと思われる商品をもらいました。やっぱり気持ちがうれしかったですね。

決済を迎え、無事売主さんの銀行口座にお金が入り、決済が終わりました。

売主さん喜んでいました。

「まずは50年間頑張ってきたので、自分へのご褒美として、来週から友人と2人で温泉に行って囲碁を1日中ずーっとやろうと思っているんだ。おれは囲碁が好きなんだよ~」と嬉しそうに言っていただいたのを覚えています。

 

決済後1か月くらいしたときに、突然お電話をいただいたんです。ご飯食べに行こうよ~との事。

何だろうなぁと思い。普通に指定の場所に行きました。今までは訪問するときは店舗だったのですが

店舗は売却してしまいましたから、駅の改札で待ち合わせしました。

何時も店舗の奥でカウンターにどっしり座っていた売主さんが、改札にいるだけでも少しイメージが違いました。

そして、いつも作業着の売主さんが、今日は私服なのです。私服の売主さんは初めて見ました。

それだけでも感慨深いものでした。

普通に、お店に入り、次予定あるの?といわれ、たまたま予定が無かったのでないですと伝えると。

「じゃあ飲んじゃおうよ」と売主さんから言っていただきました。営業時間中ですがお酒が好きな私は一瞬の迷いもなく「はい」と言って一緒にビールを飲みました。

旅行のお話や、50年間の水道屋さんでの思いや、売却の時に思ったことなどお話しいただきました。

私は純粋に楽しい時を過ごさせてもらいました。

最後変えるときに、「都築さん不動産高く売ってくれてありがとう」と言っていただきました。

私は、一緒に写真を撮ってくださいとお願いして、お店の人にシャッターを押してもらいその時写真を撮ってもらいました。

本当は張り付けたいのですが、承諾をもらっていないので貼れませんが、その時の事

今でも覚えています。

不動産の売却っていろいろな思いがあるんですよね。