タワーマンション固定資産税見直し案が検討されています
2017年度税制改正で、政府が検討しているタワーマンションの固定資産税見直し案の概要が25日、分かった。
現在は床面積が同じなら、どの階でも税額は同じだが、見直し後は新築物件で1階上がるごとに税額も上がるように設定。
40階建てのマンションでは、1階と最上階の税額の差を10%程度とする方向だ。
18年度の課税から適用することを軸に調整する。自民、公明両党の税制調査会で議論し、12月8日の取りまとめを目指す与党税制改正大綱に盛り込む。
タワーマンションは、眺望などで人気の高層階ほど販売価格が高い傾向にある。
ただ各住戸の固定資産税額は現在、床面積が同じなら税額が変わらず、「不公平感を生んでいるという指摘があった」(高市早苗総務相)。
このため、政府は高層階への課税を強化し、低層階は減税する方向で検討を進めていた。
具体的には、高さ60メートルを超え、20階建て以上となるような新築マンションを対象とする。
マンション全体での税額は変えず、階層ごとに差が生じるよう案分する。
例えば、各住戸の税額が現行制度なら20万円の40階建てマンションで10%の税額差を反映させると、1階は約19万円、最上階は約21万円となる。
50階建ての場合は税額差が12~13%程度に広がる。 時事通信2016年11月26日より
とのことです。
マンション節税にメスが入った形です。