お部屋の中で、人が亡くなった時
ライフアシスト不動産 都築です。
長い間、数百室アパートを管理していると、本当にいろいろなことが起きます。
お部屋の中で人がなくなることもありますし、幸いなことに弊社の物件で自殺は今までないのですが自然死は何件かあります。
私は「人間はいつか死ぬのだから別に普通の事」と思っていますが、嫌と思う方の気持ちもよくわかりますし、
告知事項となるケースとならないケースがあります。
自然死の場合国土交通省より「宅地建物取引業者いよる人の死の告知に関するガイドライン」が発表されていますのでそちらを
参考にいただければと思います。
実務的に言うと、アパートの方と連絡が取れなくなった時は、カギを勝手に開けては絶対にいけません。
なぜかというと、ドアを開けたときに第一発見者になってしまうからです。
第一発見者となり、そのあとに警察を呼ぶと、警察は殺人か自然死の判断はできませんので、まず殺人かもしれない
と可能性を考え、第一発見者を疑いにかかりますので、無駄に疑われ、拘束時間が長くなります。お互いHAPPYではありません。
必ずドアの前で警察を呼び、警察の方と一緒に入って下さい。そうすると第一発見者が警察になります。
日本の警察は本当に優秀なので呼ぶと、都心の場合3分~5分できてくれます。
ご遺体も、事件性がないかを確認するためだと思うのですが、警察が持って行ってくれます。
そして、残ったお荷物の問題があります。
保証人の方やご両親にご連絡をさせていただき、引き取ってもらったり、保証会社さんにお任せしたり、いろいろなパターンがあります。
今後増えていくであろう、高齢者の対応ということで弊社では、有料なのですが、見守りサービスというサービスを導入しています。
これは、入居者様のお部屋の中にセンサーを付けさせていただき、歩いたときにピっと お知らせが飛ぶようになっており
24時間誰も動いていない時がありましたら、携帯電話にお電話させていただき、安否確認をさせていただき、
それでも、連絡が取れない時は、弊社の社員が現地に訪問するという仕組みです。
その際も、お部屋に入るときは、お手間かけてしまい申し訳ないのですが、警察の方に同行いただくというスキームです。
「旅行行っていたよ~」なんて言うケースもあり、入居者様には申し訳ないのですが、
トラブル事件をなくすために、ご理解いただいております。