マンションにお住いの60代の方へ!住み替え先や資金面についてご紹介

60代で定年退職をして老後を迎えるにあたって、現在の住まいに不安を感じることはないでしょうか。老後の豊かな生活のため、​​​​住み替えを検討される方も少なくありません。その一方で、家探しや資金計画、引っ越しなどを考えると、住み替えが難しいと感じる方もいると思います。今回は、老後の住み替え先や住み替えでの資金計画について解説します。

 

□老後の住み替え先について

*コンパクトなマンションへ転居

昔は老後に広い一戸建てを購入し家族と住むというケースが多くありました。しかし、近年は老後は夫婦2人暮らしであるケースが増え、それに伴い住み替えとなると一戸建てからコンパクトなマンションへ移るケースが多くなっています。

コンパクトなマンションであれば、公共交通機関が便利に利用できる立地に住むことができます。立地の良い物件は車の運転も必要なく、近い距離で買い物ができるため便利です。また、マンションによっては段差のないバリアフリー化された物件を選ぶと暮らしやすいでしょう。セキュリティ面では、オートロック付きのマンションであれば、泥棒が侵入するリスクは低いです。また、一戸建てと異なり、建物の維持・管理を管理会社に任すことができます。将来子どもが相続する場合は、立地が良く、利便性の高いマンションであれば、売却することも可能です。

*シニア向けの住宅に転居する

60代になり老後の住まいを新たに検討するにあたり、その選択肢として​​シニア向けの住宅に転居するのも一つの方法です。例えば、シニア向けの賃貸物件を借りる場合は「サービス付き高齢者向け住宅(サ高住)」、物件を購入する際は「シニア向けの分譲マンション」となります。

「サービス付き高齢者向け住宅(サ高住)」はバリアフリー構造で、介護や看護、医療のいずれかの資格を有するスタッフが日中常駐しているのが特徴です。一般的には、食事サービスや生活支援サービス、見守りサービスなどを提供しています。シニア向けの分譲マンションは、レストランやシアタールーム、フィットネスジムなどの共用設備が充実していることが特徴です。

ただし、一定以上の年齢制限がありますので、注意が必要です。
購入後は、売却・賃貸などを自由に行うことが可能です。

*子供世帯と同居・近居

子供世帯と同居するために住み替えを検討する場合もあります。子供が親の状況を把握することが可能で、親も安心して暮らすことができます。また、自治体によって異なりますが、親との同居や近居で補助金を受けられる場合があります。

 

□住み替えでの資金計画について

*住宅ローンを組む

健康状態に問題がなければ60代でも住宅ローンを組むことが可能です。ただし、​​多くの金融機関で年齢制限が設けられており、返済期間が短くなります。また、借入可能額も少なくなるため注意しましょう。そのため、ある程度頭金を用意しておかないと、住宅ローンの利用ができない可能性が高いので、しっかり貯金をしておく必要があります。

*現在の住宅を売却する

現在住んでいる家を売却し、その売却代金で住み替えを行うのもひとつの資金繰りの方法です。売却代金が住宅ローンの残債よりも下回る、いわゆるオーバーローンの場合は「住み替えローン」を検討するのも一つです。

*貯金を利用する

貯金や退職金など、一部を住み替えにかかる費用に充てる方法です。予算オーバーにならないために十分な資金計画が必要です。

 

□まとめ

今回は、老後の住み替え先や住み替えの資金計画について解説しました。住み替えを行うには、コンパクトなマンションやサ高住、シニア向けの分譲マンションなどを検討しましょう。また、予算オーバーにならないためにも十分な資金計画が大切です。
住み替え時のマンション売却でお困りの方はぜひ当社までお気軽にご相談ください。