マンション買い替えのタイミングについてご紹介します

これからマンションの買い替えを検討している人にとって、どのタイミングで買い替えればいいのか分からない人も多いのではないでしょうか?築年数などの様々な情報がマンション売却に失敗しないために必要となるので、事前に様々な基礎知識を身に着けて行動する必要があります。それでは、マンション買い替えのタイミングや、マンション売却に失敗しないための基礎知識について解説いたします。

 

□マンションの「買い替えタイミング」と「築年数」とは?

マンションを買い替えるタイミングは、人によって以下のように様々な違いがあります。

・子どもが生まれたから広いマンションに住み替えたい
・転勤や転職で引っ越さなければならない
・実家の近くに引っ越して介護をしたり子育てを手伝ってもらいたい
・高齢化によってもっと住みやすいマンションに住み替えたい

以上のようにマンションを買い替えるタイミングは人それぞれですが、マンションの築年数によって買い替えを検討する場合もあります。築年数で買い替えを判断するケースは、主に住宅ローン控除が10年〜13年で終了すること、大規模修繕工事が行われる可能性があることが挙げられます。

住宅ローン控除はマンションを購入してから10年〜13年間は残高の一定割合が税額控除されますが、終了をきっかけに月々の支払いが負担と感じて買い替えを検討する人も多いでしょう。

また、築10年以上ともなると大規模修繕工事によって面倒な手続きを行ったり、修繕積立金が値上がりしたりする可能性も出てきます。修繕積立金が値上がりすると月々の支払い金額が増えてしまうので、負担が増える前に買い替えようと考えるケースがあります。

 

□マンション買い替えは売り先行・買い先行かを決める

 

*「売り先行」と「買い先行」とは

物件の売却を優先して決めていくことを「売り先行」、次の物件の購入を優先して決めていくことを「買い先行」と呼ばれています。
売れなければ進めないので、「売り先行」が通常メインになります。
「買い先行」が向いているのは、現在所有しているマンションが明らかに人気の物件の場合や資金に余裕がある人となっています。

次に「売り先行」と「買い先行」のメリット・デメリットをそれぞれ見ていきましょう。

 

*売り先行のメリット・デメリット

【メリット】
売り先行は、焦らずに売却することが可能になるため、結果的に長期間売れず安く売ってしまうというのを防ぐことができます。
また実際に売却が終わってから次の物件を購入するので、資金の計画を立てやすい面もメリットといえます。

【デメリット】
マンションが想定よりも早く売れてしまった場合、仮住まいをする必要があります。
そうなってしまうと引っ越しを2回しなければならなかったりするため、不要な支出や時間を浪費する場合もあるので、注意が必要です。

 

*買い先行のメリット・デメリット

【メリット】
欲しい物件が購入できるタイミングで売却を進めることができます。
目処が立っているため、仮住まいや2度の引っ越しをしなくてもよい点がメリットです。

【デメリット】
現在のマンションに住宅ローンが残っているかどうかが問題ですが、二重ローンになってしまう場合があります。
現在所有しているマンションが想定より高く売れない場合、資金的に苦労する点もデメリットといえます。

 

□まとめ

マンションを買い替えるタイミングは人によって全く違いますが、何らかのきっかけによって買い替えるケースは珍しくありません。築年数で判断しても問題ありませんが、売却する際の基礎知識を事前に知っておくだけで売却できる可能性が高められるでしょう。

事前に近隣相場を調査するのはもちろん、買い手に良い印象を与えられるように最大限の工夫や丁寧な対応を心がけることが大切です。