土地を所有している方が売却するメリットをご紹介します

土地売却を行うことにより発生するメリットがあります。土地の草刈りが大変と感じたり固定資産税の支払いが負担と感じたりすることもあるのではないでしょうか。ここでは土地売却のメリットと実際に建物が建っている状態で売却をする場合のメリット、注意点も解説いたします。

 

□土地を所有している方が売却するメリットを解説いたします

*所有している土地の管理から解放される

土地を更地で管理していると、草刈りなどの定期メンテナンスが必要です。また、駐車場として土地を貸し出しているときは、ゴミなどの不法投棄や車の放置などの管理が発生することがあります。これらの日々の負担から解放されるのは大きなメリットの一つと言えるでしょう。

 

*固定資産税・都市計画税の支払いがなくなる

土地を更地にしているときには、毎年大きな固定資産税・都市計画税が課税されます。空き家等対策措置法が施行され、空き家として所有しているときの固定資産税軽減が受けられない人も出てきますので、土地を手放すことのメリットが大きくなったと言えます。

 

*現金化して資産の組み換えができる

土地を売却した金銭でよりよい投資先へ資産を組み換えすることが可能です。株や金融商品、収益不動産など投資先も選択できるようになるので、時代にあった資産組み換えが可能となります。

 

*相続時の紛争を防止できる

相続時に不動産のまま所有していると相続人に対して均等に分割することが難しくなります。もし均等に分割したいという場合は共有者として持分設定をおこない、不動産を2人で所有するというような対応をします。しかし、これはのちのち揉める火種になりますのでできるだけ避けたほうがいいでしょう。

 

□建物が建っている場合の土地売却のメリットと注意点とは?

住宅用地の場合、200平方メートル以下は土地評価の1/6が固定資産税額として計算されます。そのため、建物が建っている土地の場合は固定資産税が土地のみのときに比べて固定資産税がやすくなります。

 

注意点としてはまず、解体もしくは値引きを要求される場合があります。建物を残して土地を売却する場合は、買主が家を建て替えるために建物を解体します。この場合、買主が解体見積りを取得した金額をそのまま値引き交渉されることや解体を依頼されることがあります。買主からの見積りが正しい価格なのか、売主で解体することができるのか事前に解体の見積を取得して備えておくといいでしょう。

 

次に、土地の埋設物が確認できないことにも注意が必要です。建物の下に埋まっているゴミなどがあった場合は、売主に撤去する義務があります。しかし、建物が建っている状態ではゴミが埋まっているか確認できないため、後にゴミが埋まっていると除去費用を請求されることがあります。

 

最後に、隣との境界線を決めておくようにしましょう。

買主は建物を建てたり、貸したりすることを目的として土地を購入します。そのときにどのような建物が建築できるか、どのように使用できるかは土地の境界線を決めておかないと計画できません。建物密集地で建物が残っている状態ですと測量が難しい場合があります。そのため事前に測量ができるかどうか不動産会社に相談してください。

 

□まとめ

土地は所有していると価値がありますが、反面、管理や税金といった問題も引き起こします。年を取り管理が大変になったから、固定資産税の負担が重いからという理由で売却をされる人がいます。先に建物を解体しなくても土地の売却は可能ですので、土地のお悩みがある人は小さい悩みでも構いませんので当社にご相談ください。