離婚したら家はどうなる?確認しておくポイントを紹介

「離婚したら家はどうなるのだろう」

離婚を検討中で、離婚後の家をどうすれば良いのか気になる方は多いでしょう。

離婚する際には、持ち家は夫婦の共同財産なため、ポイントを押さえて財産分与していく必要があります。

そこで今回は、離婚時の家で確認しておくべきポイントはどのような点なのかについて解説しますので、ぜひ参考にしてみてください。

 

□離婚時の家で確認しておくべきポイントとは?

離婚時の財産分与として、まず家の現状を正しく把握しておく必要があります。

離婚後は、夫婦のどちらかが住むケースと売却するケースがあります。

実際には、所有権や住宅ローンの有無を確認した上で財産分与を行う必要があるでしょう。

以下に、離婚時の持ち家を財産分与する際の流れを示します。

 

1番目、持ち家の所有権を確認する

2番目、住宅ローンの名義を確認する

3番目、財産分与の方法を決定する

4番目、トラブルを未然に防ぐために公正証書を作成する

 

以上が、財産分与の流れになります。

この流れを踏まえた上で、持ち家の取り扱い方を決定する際のポイントを3つ解説します。

 

まず1つ目は、住宅ローンが完済しているかどうかです。

住宅ローンを完済していれば、離婚後の家の利用・売却等に支障になることはそれほどありません

 

一方で、残債がある際には注意しましょう。

住宅ローンが残っている状態で、家を売却するためには残債を一括返済する必要があります。

残債があればいくら残っているのか(売却できた金額で残債が完済できるのか)という点が重要になるので、あらかじめ確認しておくようにしてください。

 

2つ目は、家の名義人が誰になっているかの確認です。

基本的には家の名義人がローンの支払いを行います。

それゆえ、ローンの引き落としがされる口座はどこなのかといった点はとても重要で、家の名義人が誰なのかによって大きくその後の選択が変わっていきます。

 

特に、共有名義の場合や夫名義で妻や子どもが住む予定の場合は、問題になる可能性が高くなります。

住宅ローンが残っている場合は、名義変更が困難になるため注意してください。

 

3つ目は、夫に養育費の支払い能力があるかどうかです。

家のローン返済が滞れば、その家は競売にかけられたり、強制退去を強いられたりする場合があります。

問題なくローン返済していても場合によっては、住んでいる人とローン返済者が異なることで契約違反になることもあります。

その場合は、金融機関から残債の一括返済を求められる可能性もあります。

 

未然に問題を防ぐためにも、住む人の名義に変更可能かどうか金融機関に交渉し、公正証書などで決め事を明記しておくことで、リスクを回避できるでしょう。

 

□まとめ

今回は、離婚時の家で確認しておくべきポイントは何か解説しました。

離婚時には、家の取り扱いを正しくしなければ、トラブルが発生する恐れがあり、実際に多くのトラブル事例が報告されています。トラブルにならないためにも上記でご紹介した内容を参考に事前に各項目を確認するようにしてください。