界壁の確認。住みよいアパートにするためのリフォーム
こちらの写真何をやっているかわかりますでしょうか?
弊社が管理する築古木造アパートの天井に穴をあけて屋根裏の界壁を確認しています。
こちらは、音の問題があると入居者より言われたため、
どこが問題なのか?を確認するために穴をあけて確認したという状況です。
屋根裏の界壁とは?
あまり聞きなれない言葉です。
屋根裏の界壁とは、左の写真の青い壁です。
ちょっと前にレオパレスが施工不良で指摘されていました。
屋根裏の界壁がないと遮音性がかなり落ちて
隣室がうるさい状況になるわけです。
レオパレスは、建築基準法上 準耐火構造か防火構造の仕様が求められているところに、
別の部材が使われていたり、構造上の基準を満たしていなかったりしていたので問題外です。
界壁がないアパートの例の写真があったので、
「こうなると、壁を厚くしても、天井から音が入ってくるのであまり効果が出ない」
ということになるのです。
私の知り合いでレオパレスのアパートに住んでいた人が言っていたのが、
「チャイムが鳴ったので出たら隣の部屋のチャイム音だった。」最初はめちゃめちゃびっくりしたそうですが、
住んでいたら当たり前になってしまったそうです。テレビの音もかなり聞こえたそうです。
ですので、界壁があるかないかでリフォーム内容が変わってくるわけです。
界壁がなければ、天井を壊して界壁を作るところからやり直しが必要です。
リフォームの前に界壁のチェックです。
今はそんなことはないと思いますが、築古のアパートは界壁がない可能性も
どうしてもあるんです。
ありました。よかったです。
界壁があるということになると、壁増強が効果が上がると考えられます。
新たな提案をオーナーにしていきたいと思います。