マンション売却時にかかる税金とは？税金を抑える方法についても解説します

マンションを売却するときには、仲介手数料のような諸経費の他に税金がかかります。どのような税金がかかるか事前に知ることにより、マンションの売却が決まったときに税金で予想よりも手元に残らなかったといういうことがないようにすることが大切です。ここではどのような税金がかかるのか解説いたします。

□マンション売却時にかかる税金は？

＊印紙税

マンションの売買契約書は印紙税課税文書にあたりますので印紙税の納税をしなければいけません。マンション売買契約書に所定の収入印紙を貼付して割印を押すことで納税します。

印紙税はマンションの売買の税抜金額を基に算出します。例えば、売買価格が税抜1,500万円なら1万円分の収入印紙が必要で、1億なら3万円分の収入印紙が必要です。印紙税の納税を怠ると、納めないといけない金額の3倍の過怠税が追加されますので注意ください。

＊登録免許税

抵当権の抹消にかかる税金でひとつの抵当権を消すごとに1,000円かかります。マンションの場合、抵当権が部屋と敷地の2本ついていることが多いため基本は2,000円かかります。抵当権の抹消は司法書士に頼むことが多く、司法書士に頼むと登録免許税プラス手数料がかかります。そのため、2,000円というのはご自身で抵当権の抹消を行ったときと理解ください。

＊譲渡所得税

マンションが購入したときよりも高く売れて利益が出た場合にかかってきます。マンションを長年使用したことにより価値を減少させて計算したり、計算上、控除できたりする項目があり複雑なので専門家に確認ください。

□マンション売却時の税金を抑えるには？

印紙税、登録免許税を節税する方法は原則ありませんので、譲渡取得税がかかる場合に減税をするよう準備をします。譲渡所得税の計算に取得費というものがあります。マンションを購入したとき、仲介手数料や登記費用など経費がかかります。購入したときの領収証などが取得費として認められます。

また、マンションがご自宅の場合、一定要件を満たすと利益から3,000万円を控除できるという制度もあります。所有期間が10年を超えている場合に税率が低くなるというものもありますのでこれらを組み合わせて減税を図ります。

□まとめ

今回は、マンションの売却時にかかる税金についてご紹介しました。マンションの税金で特に注意しなければいけないのは譲渡所得税です。場合によっては税金がかかりすぎて、売却する意味がわからなくなるほどの税金を請求されることもあります。税金の計算方法が複雑なため必ず専門家に相談するようにしてください。当社では譲渡所得税の簡易計算もできますので、お気軽にお問い合わせください。